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自律神経

【即効】自律神経を整えるツボ|症状別ツボ押し完全ガイド

「自律神経のバランスが乱れている気がする…」
「頭痛・めまい・吐き気・肩こりがつらいけれど、薬ばかりに頼りたくない」
「副交感神経を優位にして、もっと落ち着いた状態で過ごしたい」

そんなお悩みを抱える方にこそ、ツボ(経穴)を活用したセルフケアは非常に有効です。東洋医学では、ツボ刺激によって自律神経の働きを整え、内臓・筋肉・血流のバランスを回復させると考えられています。

本記事では、整体院ならではの視点で、

✔︎ 症状別に「どのツボを押すべきか」がすぐ分かる
✔︎ 位置を図解レベルでイメージできる
✔︎ 押す強さ・秒数・回数まで明確
✔︎ 副交感神経が優位になるツボも網羅
✔︎ どの経絡(けいらく)に属するツボかも解説

という構成で「自律神経を整えるツボの完全一覧」をまとめました。

実践しやすさを最優先にしているため、今日からすぐにセルフケアとして取り入れられます。それでは、症状別に詳しく見ていきましょう。

【まずは共通】ツボの押し方の基本

足三里のツボ押し

全てのツボに共通して使える押し方を最初にまとめておきます。

●基本の押し方
・指の腹でゆっくり押し込む
・「痛気持ちいい」圧で
・1回につき 5〜7秒 かけて押す
・離す時もゆっくり
・左右ある場合は 両側を交互に3回ずつ

●注意点
・強く押しすぎない
・食後すぐは避ける
・体調が悪い日は無理をしない

では、症状別のツボを一気にまとめて解説します。

 

症状別:自律神経を整えるツボ一覧

以下のツボ説明は、重複しているものは同じ説明を再掲しています(スクロールして探す手間をなくすため)。

1. 緊張性頭痛に効くツボ

(天柱・風池・肩井・懸顱・完骨)

緊張性頭痛ツボ1
緊張性頭痛ツボ2

●天柱(てんちゅう)
経絡:膀胱経
【位置】首の後ろ。後頭骨のすぐ下、首の太い筋肉(僧帽筋)の外側のくぼみ。
【押し方】親指で上方向へゆっくり押す。5〜7秒×3回。

●風池(ふうち)
経絡:胆経
【位置】耳の後ろの骨(乳様突起)と後頭骨の間のくぼみ。髪の生え際あたり。
【押し方】親指で前上方向へ押す。5〜7秒×3回。

●肩井(けんせい)
経絡:胆経
【位置】肩のいちばん盛り上がっている地点。首の付け根と肩先の中間。
【押し方】中指で真下に押す。5秒×3回。

●懸顱(けんろ)
経絡:胆経
【位置】こめかみから少し上。側頭部の生え際あたりの少し後ろ。
【押し方】軽く円を描くように5秒×3回。

●完骨(かんこつ)
経絡:胆経
【位置】耳たぶのすぐ後ろの骨の下端のくぼみ。
【押し方】下方向にゆっくり押して5秒×3回。

 

2. 片頭痛に効くツボ

(天柱・完骨・和膠・陽白・頷厭)
片頭痛ツボ1片頭痛ツボ2

●天柱(てんちゅう)
経絡:膀胱経
【位置】首の後ろ。後頭骨のすぐ下、首の太い筋肉(僧帽筋)の外側のくぼみ。
【押し方】親指で上方向へゆっくり押す。5〜7秒×3回。

●完骨(かんこつ)
経絡:胆経
【位置】耳たぶのすぐ後ろの骨の下端のくぼみ。
【押し方】下方向にゆっくり押して5秒×3回。

●和膠(わりょう)
経絡:三焦経
【位置】耳の上の生え際、髪の毛の外側の少しへこんだ場所。
【押し方】中指で軽く圧をかける。3〜5秒×3回。

●陽白(ようはく)
経絡:胆経
【位置】眉の中心から指1本分上の額のくぼみ。
【押し方】軽く押し上げる。5秒×3回。

●頷厭(がんえん)
経絡:胆経
【位置】こめかみの後ろで、口を開けると動くポイント。
【押し方】円を描くように5秒×3回。

 

3. 肩こりに効くツボ

(天柱・風池・肩井・膏肓・身柱・曲垣)

緊張性頭痛ツボ1

肩こりツボ

●天柱(てんちゅう)
経絡:膀胱経
【位置】首の後ろ。後頭骨のすぐ下、首の太い筋肉(僧帽筋)の外側のくぼみ。
【押し方】親指で上方向へゆっくり押す。5〜7秒×3回。

●風池(ふうち)
経絡:胆経
【位置】耳の後ろの骨(乳様突起)と後頭骨の間のくぼみ。髪の生え際あたり。
【押し方】親指で前上方向へ押す。5〜7秒×3回。

●肩井(けんせい)
経絡:胆経
【位置】肩のいちばん盛り上がっている地点。首の付け根と肩先の中間。
【押し方】中指で真下に押す。5秒×3回。

●膏肓(こうこう)
経絡:膀胱経
【位置】肩甲骨の内側の少し上のくぼみ。手を後ろに回すと痛気持ちいい地点。
【押し方】指で垂直に押す。5秒×3回。

●身柱(しんちゅう)
経絡:督脈
【位置】左右の肩甲骨の間、背骨の上方。肩甲骨の内側の高さの中心。
【押し方】ゆっくり押し下げるように5秒×3回。

●曲垣(きょくえん)
経絡:小腸経
【位置】肩甲骨の上端と内側角の間のくぼみ。
【押し方】斜め上に押し込む。5秒×3回。

 

4. 吐き気・嘔吐に効くツボ

(巨闕・中脘・天枢・膈兪・肝兪・脾兪・内関)

吐き気嘔吐ツボ1

吐き気嘔吐ツボ3

吐き気嘔吐ツボ2

●巨闕(こけつ)
経絡:任脈
【位置】みぞおちのすぐ下。
【押し方】弱い圧で3秒×3回。

●中脘(ちゅうかん)
経絡:任脈
【位置】みぞおちとへその中間。
【押し方】優しく5秒×3回。

●天枢(てんすう)
経絡:胃経
【位置】へその左右、指3本分外側。
【押し方】ゆっくり垂直に押す。5秒×3回。

●膈兪(かくゆ)
経絡:膀胱経
【位置】肩甲骨の中央より少し内側、背骨のライン上。
【押し方】背骨の横をゆっくり押す。5秒×3回。

●肝兪(かんゆ)
経絡:膀胱経
【位置】背中の中央よりやや下、肩甲骨の下端高さ。
【押し方】弱めの圧で5秒×3回。

●脾兪(ひゆ)
経絡:膀胱経
【位置】肝兪の少し下。
【押し方】軽く押す。5秒×3回。

●内関(ないかん)
経絡:心包経
【位置】手首のしわから指3本分ひじ側。2本の腱の間。
【押し方】親指でじんわり押す。5秒×3回。

 

5. めまいに効くツボ

(和髎・完骨・頭竅陰・風池・肩井・内関)

めまいツボ1

めまいツボ2

 

吐き気嘔吐ツボ2

●和髎(わりょう)
経絡:胆経
【位置】耳の後ろ、髪の生え際の少し下。指で触ると小さな凹み。
【押し方】軽く押さえる。5秒×3回。

●完骨(かんこつ)
経絡:胆経
【位置】耳たぶのすぐ後ろの骨の下端のくぼみ。
【押し方】下方向にゆっくり押して5秒×3回。

●頭竅陰(あたまきょういん)
経絡:胆経
【位置】耳の後ろの骨のすぐ後ろ、髪の生え際のくぼみ。
【押し方】親指で下方向に5秒×3回。

●風池(ふうち)
経絡:胆経
【位置】耳の後ろの骨(乳様突起)と後頭骨の間のくぼみ。髪の生え際あたり。
【押し方】親指で前上方向へ押す。5〜7秒×3回。

●肩井(けんせい)
経絡:胆経
【位置】肩のいちばん盛り上がっている地点。首の付け根と肩先の中間。
【押し方】中指で真下に押す。5秒×3回。

●内関(ないかん)
経絡:心包経
【位置】手首のしわから指3本分ひじ側。2本の腱の間。
【押し方】親指でじんわり押す。5秒×3回。

 

6. 疲労感・倦怠感に効くツボ

(天柱・肩井・腎兪・中脘・手三里・足三里)

疲労感ツボ1

疲労感ツボ3

疲労感ツボ2

疲労感ツボ4疲労感ツボ5

●天柱(てんちゅう)
経絡:膀胱経
【位置】首の後ろ。後頭骨のすぐ下、首の太い筋肉(僧帽筋)の外側のくぼみ。
【押し方】親指で上方向へゆっくり押す。5〜7秒×3回。

●肩井(けんせい)
経絡:胆経
【位置】肩のいちばん盛り上がっている地点。首の付け根と肩先の中間。
【押し方】中指で真下に押す。5秒×3回。

●腎兪(じんゆ)
経絡:膀胱経
【位置】腰の中央、へその高さの背中側。
【押し方】手のひらでじんわり押す。5秒×3回。

●中脘(ちゅうかん)
・経絡:任脈
【位置】みぞおちとへその中間。
【押し方】優しく5秒×3回。

●手三里(てさんり)
経絡:大腸経
【位置】肘の外側のくぼみから指3本分下。
【押し方】痛気持ちいい程度に押す。5秒×3回。

●足三里(あしさんり)
経絡:胃経
【位置】向こうずねの外側、膝下から指4本分。
【押し方】親指で押し込む。5秒×3回。

 

7. 便秘・下痢に効くツボ

(天枢・腹結・大巨・三焦兪・大腸兪)

便秘下痢ツボ1

便秘下痢ツボ2
●天枢(てんすう)
経絡:胃経
【位置】へその左右、指3本分外側。
【押し方】ゆっくり垂直に押す。5秒×3回。

●腹結(ふくけつ)
経絡:脾経
【位置】へそから指3本分下、さらに外側へ指3本分。
【押し方】やさしく押す。5秒×3回。

●大巨(だいこ)
経絡:胃経
【位置】へその指3本分下、そこから外へ指2本分。
【押し方】軽く押す。5秒×3回。

●三焦兪(さんしょうゆ)
経絡:膀胱経
【位置】腰の真ん中より少し上、背骨の左右。
【押し方】弱めの圧で5秒×3回。

●大腸兪(だいちょうゆ)
経絡:膀胱経
【位置】腰の中央ラインの少し外側。
【押し方】ゆっくり押す。5秒×3回。

 

8. 月経異常に効くツボ

(関元・腎兪・上髎・次髎・三陰交)

月経異常ツボ1

疲労感ツボ3

月経異常ツボ2月経異常ツボ3

●関元(かんげん)
経絡:任脈
【位置】へそから指4本分下。
【押し方】弱い圧で温めるように5秒×3回。

●腎兪(じんゆ)
経絡:膀胱経
【位置】腰の中央、へその高さの背中側。
【押し方】手のひらでじんわり押す。5秒×3回。

●上髎(じょうりょう)
経絡:膀胱経
【位置】仙骨にある上部のくぼみ。
【押し方】軽く押す。5秒×3回。

●次髎(じりょう)
経絡:膀胱経
【位置】お尻の割れ目の横、仙骨の小さなくぼみ。
【押し方】ゆっくり円を描く。5秒×3回。

●三陰交(さんいんこう)
経絡:脾経
【位置】内くるぶしの上、指4本分のすね骨の後ろ側。
【押し方】親指で押す。5秒×3回。

 

9. 冷え・のぼせに効くツボ

(身柱・次髎・曲池・足三里・三陰交・太衝)

冷えのぼせツボ1 冷えのぼせツボ2 冷えのぼせツボ3 冷えのぼせツボ4

●身柱(しんちゅう)
経絡:督脈
【位置】左右の肩甲骨の間、背骨の上方。肩甲骨の内側の高さの中心。
【押し方】ゆっくり押し下げるように5秒×3回。

●次髎(じりょう)
経絡:膀胱経
【位置】お尻の割れ目の横、仙骨の小さなくぼみ。
【押し方】ゆっくり円を描く。5秒×3回。

●曲池(きょくち)
経絡:大腸経
【位置】肘を曲げたときにできる横じわの外側端。
【押し方】押し込みながら回すように5秒×3回。

●足三里(あしさんり)
経絡:胃経
【位置】向こうずねの外側、膝下から指4本分。
【押し方】親指で押し込む。5秒×3回。

●三陰交(さんいんこう)
経絡:脾経
【位置】内くるぶしの上、指4本分のすね骨の後ろ側。
【押し方】親指で押す。5秒×3回。

●太衝(たいしょう)
経絡:肝経
【位置】足の甲。親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみ。
【押し方】下向きにゆっくり5秒×3回。

 

ツボ押しで自律神経のリセットが追いつかない場合

ツボ押しは即効性がある反面、
✔ すぐ戻る
✔ 一時的にしか軽くならない
✔ 毎日押さないと維持できない
という声もいただきます。

そんな時体の中では、
・強い筋肉のこり
・背骨のゆがみ
・横隔膜の緊張
・呼吸パターンの乱れ
・腸の動き(内臓全体の滑走性)が低下している
ことが起きているかも。

ここまでくると、ツボだけでは自律神経のリセットが追いつかないことがあります。

そんな時は整体施術も考えてみてください。

筋肉・筋膜・背骨・肋骨・横隔膜・内臓の動き・自律神経の通り道、これらを総合的に整えると、気血が流れやすくなりツボ刺激の効果が上がります。

 

まとめ

ここまで「自律神経を整えるツボ」を症状別に整理し、場所・経絡・押し方まで網羅的にまとめました。

●頭痛
●肩こり
●吐き気
●めまい
●疲労感
●便秘・下痢
●月経トラブル
●冷え・のぼせ

どの症状にも、それぞれ根拠のあるツボが存在します。今日からぜひ、気になるものだけでも押し始めてみてください。

もし自律神経の症状が複数ある方や、症状が強く出ている場合は、ツボ押しと整体施術の併用で改善していくことをおすすめします。

整体Vitaでは、自律神経の乱れに特化した施術も行っており、ツボとの相乗効果で“体質改善”ができますので、気になる方はぜひご相談ください。

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