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頬骨が「出てる」と感じるあなたへ
こんにちは。吹田江坂女性専用整体Vitaです。
鏡を見たときに「頬骨が出ていて顔がゴツく見える」「笑うと頬骨が目立つ」と感じたことはありませんか?
頬骨は顔の立体感をつくる重要な骨ですが、その形や位置によっては「張って見える」「横に広がって見える」と感じやすい部位でもあります。
実は、頬骨が出て見える原因は骨格そのものだけでなく、筋肉や姿勢のバランスにも深く関係しています。
この記事では、整体院の視点から「頬骨も含めた頭蓋骨の構造」「目立つ原因」「頬骨を引っ込めるセルフケア」「整体での小顔アプローチ」までをわかりやすく解説していきます。
1. 頬骨とは?解剖学的な位置と役割
1. 頬骨の位置を把握しよう
頬骨は、医学的には「頬骨(きょうこつ)」と呼ばれます。顔の中央よりやや外側に位置し、上顎骨・側頭骨・前頭骨・蝶形骨といった頭蓋骨を作る他のピースとつながっている骨です。
顔の「横幅」や「立体感」を形づくる、非常に重要な骨格構造です。
その中で、頬骨と側頭骨をつなぐアーチ状の骨を「頬骨弓(きょうこつきゅう)」と呼びます。
この部分が張り出していると、正面から見たときに横幅が強調され「頬骨が出ている」という印象につながります。
2. 頬骨の役割は?
頬骨は単なる「顔の形を決める骨」ではありません。
・眼窩の外側を保護する
・表情筋(大頬骨筋・小頬骨筋など)の付着部となる
・咀嚼(そしゃく)筋の支点として機能する
など、表情や噛む動作、顔の機能全般に関わっています。
2. なぜ頬骨が出て見えるのか?
1. 生まれつきの骨格
顔の骨格には個人差があります。遺伝的に頬骨が発達している場合、もともと横方向への張り出しが強いことがあります。これは東アジア人に多く見られる特徴であり、必ずしも「異常」ではありません。
2. 噛み癖・片噛みなどの習慣
片側だけで噛むクセがあると、咀嚼(そしゃく)筋が発達し、骨を引っ張るようになります。側頭筋の付着部である側頭骨は、頬骨と共に頬骨弓を作っているので、側頭筋が張り出し、それに伴って頬骨も一緒に持ち上げられます。
3. 食いしばり、歯ぎしり
食いしばりも同様に咀嚼筋を発達させます。噛み癖と同様の流れで、頬骨の横への出っ張りの原因となります。
4. 姿勢・首の位置の影響
前のめり姿勢やストレートネックでは、頭の位置が前方にずれてしまいます。背骨の湾曲の変化により、頭蓋骨の各パーツが微妙に変化します。顔全体の構成も変わってしまい、結果的に頬骨が張り出し強調されることがあります。
ストレートネックが顔にもたらす影響について別ブログで紹介しています。
5. 脂肪のつき方
脂肪のつき方によって、実際の骨格以上に頬骨が張り出して見えることもあります。特に痩せている人で顔の下半分にボリュームがない場合、相対的に頬骨が目立ちやすくなります。
6. 加齢によるたるみ
加齢により皮下組織が下がると、頬骨の下に影ができ、出っ張りが強調されることもあります。
3. 頬骨が出ているとどう見える?顔の印象との関係
エラとの違いを理解しよう
「エラが張っている」と「頬骨が出ている」は全く別の要素です。エラ(下顎角部)は下顎骨の問題で、頬骨は目の下や耳の前の中顔面に関わります。
頬骨が張って見える顔の特徴
・顔が横に広く見える
・面長に見える
・頬が高く、やや強め・クールな印象
・笑顔のときに頬の位置が高くなる
・顔がそれほど大きくなくても、大きく錯覚してしまう
程よく出ている場合、立体感や華やかさを出す特徴でもありますが、出っ張りが大きい場合、頬が強調され、このような印象を感じる事があります。
左右差や筋肉のアンバランスがあると、片側だけ頬骨が目立つことも。また、こめかみが凹んで見えると相対的に頬骨が浮き出て見えます。
男女での見え方の違い
男性では「シャープで精悍」に、女性では「強めでクール」な印象を与えることがあります。整体では、これを全体的なバランスから「整った立体感」として自然に見せる方向を目指します。
4. 「こめかみより頬骨が出ている」は正常?
正常な顔面骨の立体構造
人の顔面骨は、中央から外側に向かって段階的に張り出す構造をしています。したがって、「こめかみより頬骨が少し前に出ている」のは正常な解剖学的構造です。
頬骨弓の張り出しは自然な形
頬骨弓は咀嚼筋の通り道でもあり、外側に少し弧を描いて張り出すことが自然です。平らすぎる顔は、逆に筋肉バランスや表情の動きが乏しくなる場合もあります。
出ている=異常ではない
重要なのは「出ている」ことではなく、「全体のバランスが取れているか」。骨だけを気にしすぎず、筋肉・姿勢・皮膚の状態を含めて見ることが大切です。
5. 頬骨を引っ込める!頬骨まわりのセルフケア3選
1. 側頭筋をゆるめるマッサージ
1. 両手をグーの形にして、第二関節部分をこめかみに当てる
2. こめかみから上にかけて側頭部まで円を描くように優しくマッサージ。
3. 強く押すのではなく、筋肉をゆるめるように優しく行うのがポイント。
頬骨の矯正に側頭筋ケアはとても大切です。側頭筋はこめかみから側頭部に付着するとても大きな筋肉で、上はハチの手前まで広範囲でほぐしましょう。固くなっている人は、触ると気持ちいい感覚があります。
2. 首前方のストレッチ
1. 背筋を伸ばし椅子に座るか立つ
2. 両手を胸の前(胸骨の位置)に当て、顔を上に向ける
3. 首の前にストレッチを感じたら静止。10秒キープ
4. 今度は、右鎖骨の内側に左手を置き、顔を左斜め上に向ける
5. ストレッチを感じたら静止。10秒キープ
6. 最後は右鎖骨の真ん中に左手を置き、さらに顔を左斜め上に向ける
7. ストレッチを感じたら静止。10秒キープ
8. 反対側も同様に行う
慣れれば全ての工程が、合計1分でできます。毎日の日課にしましょう。
3. 表情筋ストレッチ
「あ」「い」「う」「え」「お」を大きく発音する口元運動で、顔の表情筋をほぐします。
できるだけ大きく口を開ける事がポイントですが、顎関節症の方は注意が必要です。
6. 整体でできること。骨を効率よく整える小顔アプローチ
1. 頭蓋骨調整(クラニオセラピー)
頭蓋骨は微細ですが、一定間隔で膨張と収縮を繰り返しています。整体ではこのリズムを整える事ができ、その際に頭蓋骨の各パーツをあるべきところへ収める事ができます。
2. 顎関節と頬骨弓の調整
顎の開閉運動に関わる筋肉を整える事で、頬骨の位置関係はさらに安定します。
3. 筋膜リリース
頬骨周辺の筋膜を緩めることで、骨格の動きを制限していた張力を解放します。痛みを伴わず、優しい手技で行うことが多いです。
4. 背骨のアライメント調整
顔の土台である頸椎の位置を整えることで、頭の傾きが修正され、頭蓋骨の矯正がさらにしやすくなります。
5. 継続的ケアの重要性
骨格は1回で大きく変わるものではなく、少しずつ安定した位置に導くように変わっていきます。定期的な整体とセルフケアの両輪で整えていく事ができれば効率良く変化させる事ができます。
7. まずは自分の骨格を理解し必要なら専門家の施術を。
ここまで読み進めると、頬骨が出て見える理由が、生まれつきの骨格だけではなく、筋肉、生活習慣によっても起きる事が理解できたと思います。
頬骨を引っ込める第一歩として、まずは自分の骨格を理解し、毎日のセルフケアにチャレンジしてみましょう。必要な場合は専門的な施術を組み合わせて、「出ている頬骨」を「整っているフェイスライン」へ導いていきましょう。
整体Vitaの小顔矯正は、専門知識を持った国家資格者が熟練した技術で行います。安心してお任せ下さい。
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