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姿勢

肋骨が出てる原因と正しい位置に戻す方法|整体師が徹底解説!

こんにちは。吹田江坂女性専用整体Vitaです。

「鏡を見ると肋骨が出てる」「Tシャツを着たときにあばら骨の形が目立つ…。」

そんな違和感を感じたことはありませんか?「私は生まれつきだから仕方ない」と思っている方も多いのですが、実はそうではありません。

多くの場合、肋骨が“出て見える”“開いて見える”のは、姿勢や呼吸のクセによって胸郭(きょうかく)の形が歪んでいるだけなのです。

放っておくと、姿勢の崩れや呼吸の浅さ、ウエストラインのくびれ消失など、美容面にも健康面にも悪影響を及ぼします。

この記事では整体師が、肋骨が出る原因を解剖学的にわかりやすく解説し、正しい位置に戻すための整体的アプローチとセルフケア法を紹介します。

1. 肋骨が出てる・開いてるとは?【基本構造を理解】

肋骨

肋骨(あばら骨)は胸郭(きょうかく)と呼ばれる、“かご状の構造”を形成しています。胸郭は12対の肋骨と胸椎、胸骨で構成され、呼吸や姿勢の安定、内臓の保護などの重要な役割を担っています。

本来の肋骨は、やや斜め下向きに前方へカーブし、下にいくほど広がるようなアーチ状が理想的な形です。この「アーチの角度」が整っていると、呼吸も深く、姿勢も自然に安定します。

ところが、姿勢の崩れや筋肉バランスの乱れによって胸郭の角度が変化すると、

・肋骨が前に張り出して見える
・あばら骨のラインが浮き出て見える
・胸が開きすぎて“肋骨が開いている”ように見える

といった状態になります。

つまり「肋骨が出てる」とは、肋骨自体が外に広がったり、前方に傾いてしまった状態を指します。この歪みは生まれつきではなく、姿勢や呼吸の使い方によって徐々に作られるものです。

 

2. 肋骨が出て見える主な原因

肋骨が出っ張る仕組み

●姿勢の歪み(反り腰の人に多い)
肋骨の位置は、背骨である胸椎(きょうつい)と密接に関係しています。特に反り腰の人では、下部胸椎がずれを起こして”斜め上”へ傾くことで、胸椎のカーブが全体的に強くなる形になります。

このとき、胸椎に付着している肋骨も、一緒に斜め上へ向けられ、結果的に肋骨の前面が前方へ突き出て見えます。これが「肋骨が出てる」「あばら骨が目立つ」と感じる一番の原因です。

また、骨盤の前傾が強いと背骨がS字に反り、肋骨の下部が開いて見えることもあります。つまり肋骨の位置異常は、骨盤の傾き → 背骨の角度 → 肋骨の方向という連動で起きているのです。

●肋骨を引き上げる呼吸のクセ(胸式呼吸)
もう一つ大きな原因が「呼吸の使い方」です。多くの人は無意識のうちに胸式呼吸をしています。

胸式呼吸では、息を吸うたびに肋間筋(肋骨の間の筋肉)が収縮し、肋骨を持ち上げるように動かします。これを繰り返すことで、肋骨は常に上方向に引っ張られた状態になり、肋骨が開いたまま固まってしまうのです。

逆に、腹式呼吸では横隔膜が使われることで、肋骨は自然に内へ戻るように動きます。つまり、呼吸の使い方ひとつで、肋骨の形は変わるのです。

 

3. 肋骨が片方だけ出てる原因

「左側だけ肋骨が出ている」「左右差がある」と感じる人も多いでしょう。この場合、姿勢の歪みに“ねじれ”が加わっています。

●胸椎の回旋(ねじれ)による肋骨の片側突出
先ほどと同様、反り腰によって下部胸椎が斜め上に傾くと、肋骨全体も同様に上方へ傾きます。そこに加えて胸椎が回旋(ねじれる)すると、回旋方向とは反対側の肋骨が前に突き出て見えます。

たとえば背骨の右ねじれ(回旋)が強い場合、左の肋骨が前方へ押し出されるように見えるのです。

●骨盤のねじれが根本原因
この胸椎の回旋は、実は骨盤のねじれが引き金です。右の骨盤が前に出る・左が後ろに引けるといったアンバランスが起きると、背骨全体がねじれてしまいます。

その結果、背骨のねじれが肋骨に伝わり、片側だけが張り出すという現象が起こります。この状態では、体幹の筋肉(腹斜筋・広背筋)も左右で使い方が異なり、見た目にもバランスが悪くなります。

放置すると、くびれの高さが違う・呼吸が浅い・肩の高さが違うなどの問題にもつながります。

 

4. 肋骨の開きを放置するとどうなる?

肋骨の開きを放置すると、以下のような問題が起こります。

・呼吸が浅くなり、疲れやすくなる
・お腹の力が抜けて、ぽっこりお腹に
・ウエストラインが崩れ、くびれが消える
・背骨の湾曲バランスが乱れ、姿勢が悪化
・内臓の位置が下がり、代謝も低下

つまり「肋骨出てる状態」は単なる見た目の問題ではなく、全身のバランスを崩すサインなのです。

 

5. 自宅でできる「肋骨を締める」セルフケア方法

ステップ①:呼吸法(腹式呼吸で肋骨を内に導く)
お腹のセルフケア
・仰向けに寝て、出っ張っている部分の肋骨に手を当てる
・鼻からゆっくり息を吸い、みぞおちのあたりをふくらませる
・口をすぼめて細く息を吐きながら、手でサポートしながら肋骨が内に閉じていく感覚を意識する
→ 1日5分でも続けると、胸郭の柔軟性が高まります。

ステップ②:体幹ストレッチ(腹斜筋・広背筋)

タオル側屈

・両手を組むか、タオルの両端を持って頭上に上げる
・ゆっくりと体を横に倒す
・脇腹の伸びを感じながらゆっくり呼吸
・左右5回ずつ行う
→ 腹斜筋や広背筋が柔らかくなることで、肋骨が内に戻りやすくなります。

ステップ③:胸椎骨盤のねじれのリセット

骨盤揺らし

・床に仰向けに寝て両膝を立てる
・深呼吸しながらゆっくりと骨盤を横に倒す
・脇腹の伸びを感じながら30秒カウント
・左右2回ずつ行う
→ 膝どおしは開かずくっつけておくと脇腹の伸びをより感じます。

ステップ④:姿勢リセット(壁立ち・骨盤ポジション)

反り腰姿勢の重心

壁に背中・お尻・頭をつけて立ち、肋骨が前に張らないようにみぞおちを軽く引き込む意識を持ちましょう。
これが「肋骨を締める」基本姿勢です。

 

6. 肋骨を正しい位置に戻す整体的アプローチ

整体では、肋骨の出っ張りを「胸郭や背骨、大きく見ると骨盤の問題」としてとらえます。単に肋骨を押したり引いたりするのではなく、呼吸と連動して正しく動く胸郭を作ることが重要です。

●肋骨を締める=胸郭(肋骨のかご)全体を正しい形に戻すこと
「肋骨を締める」とは、無理に圧迫して細くすることではありません。胸郭全体が“内外・上下”にスムーズに動くようにすることで、結果的に肋骨が本来の角度に戻るという意味です。

●整体で整えるポイント
・胸椎と肋骨のねじれやずれを整える
・肋骨の間の筋肉(肋間筋)の緊張をゆるめる
・横隔膜の可動性を高め、呼吸を深くする
・骨盤の角度を調整し、胸椎の傾きを正す

このように、肋骨だけを狙うのではなく、「骨盤〜胸椎〜肋骨〜横隔膜」を一つのユニットとして見ることが整体の特徴です。

 

7. まとめ:肋骨を締めて美しい姿勢と呼吸を取り戻そう

肋骨は、見た目だけでなく姿勢や呼吸を支える「バランスの要」です。「生まれつきだから」と諦める必要はありません。正しい呼吸と姿勢を意識すれば、肋骨は自然に本来の位置へ戻ります。

今日からできる小さなケアで、“肋骨が締まった美しいライン”と“深い呼吸ができる快適な体”を手に入れましょう。

整体Vitaでは、肋骨を正しい位置に収めるだけでなく姿勢、呼吸の面で理想的な体を構築するお手伝いをします。肋骨周りの見た目や歪みでお悩みの方は、ぜひ当院の整体をお試しください。

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