こんにちは。吹田江坂女性専用整体院Vitaです。
「夕方になると脚がパンパンになる」
「足の付け根が張って痛い」
「何をしてもむくみが取れない」
そんな悩みを抱える女性の多くに共通しているのが、鼠径部リンパの滞りです。
鼠径部(そけいぶ)は、足の付け根の前側、太ももとお腹の境目にあるエリア。ここには「鼠径リンパ節」というリンパの中継地点が集まっており、足全体から上がってきたリンパ液が通過します。
この部分が詰まると、下半身全体の老廃物や水分がうまく排出されず、むくみ・冷え・セルライトの原因となるのです。
本記事では、
・鼠径部リンパ節の正しい位置と働き
・滞る原因と改善のコツ
・自宅でできる正しいリンパマッサージの方法
を詳しく解説します。
目次
1. 鼠径部リンパ節はどこにある?役割と重要性

「鼠径部リンパ節はどこ?」という質問はとても多いです。
場所は足の付け根の前側・太ももとお腹の境界線上。太ももの内側をたどっていくと、少しへこんだ部分に触れるはずです。ここが、全身のリンパの“要(かなめ)”である鼠径リンパ節の位置です。
リンパ液は、全身の細胞から老廃物や余分な水分を集めて心臓に戻す流れを持っています。
足の場合、「足先 → ふくらはぎ → 太もも → 鼠径部 → 骨盤 → 胸部リンパ管 →鎖骨下リンパ管→心臓」というルートで上がっていきます。
つまり、鼠径部は下半身リンパの関所のようなもの。ここが詰まると、足先のリンパも渋滞してしまうのです。このリンパ節は体の防御機能としても重要で、免疫細胞が集中しています。
老廃物の排出だけでなく、体内の“浄化と防御”を担う重要なポイントなのです。
2. 脚のリンパが滞る主な原因
現代女性の多くが、鼠径部リンパの流れを悪くしています。その主な原因は以下の5つです。
① 長時間の座り姿勢・デスクワーク
デスクワークで座りっぱなしの時間が長いと、鼠径部が常に折り曲がった状態になります。これにより、股関節リンパの流れが物理的に圧迫され、リンパ液が滞りやすくなります。
② 下着やパンツの締めつけ
きつい下着やスキニーデニムは、足の付け根を強く圧迫します。特にゴムの強い下着や補正下着は、リンパの流れを長時間ブロックしてしまうことがあります。
③ 運動不足・筋肉のこわばり
股関節を動かさない生活が続くと、股関節を取り巻く筋肉(腸腰筋、内転筋、大腿四頭筋)などが硬くなり、リンパの流れを阻害します。これにより「足が重い」「だるい」「太ももが張る」といった症状が出やすくなります。
④ 下半身の冷え
体温が低下すると、リンパ液や血液の流れも鈍くなります。下半身が冷えていると、足のむくみ・代謝低下・セルライトの蓄積にもつながります。
⑤ 骨盤や股関節の歪み
骨格が歪むと、筋肉のバランスが崩れ、リンパが通る経路がねじれてしまいます。整体的には、「骨盤の歪み=リンパの滞りの根本原因」となるケースが多いです。
3. 鼠径部リンパマッサージの効果とは?
鼠径部マッサージを続けると、次のような効果が期待できます。
・下半身のむくみ・だるさを軽減
・足先までポカポカするような冷え改善
・太もも・ヒップラインがスッキリ
・生理痛・PMSの緩和
・疲労回復・代謝アップ
・免疫機能のサポート
リンパマッサージは「マッサージ=筋肉をほぐす」というよりも、リンパの流れを“やさしく誘導する”ケアです。強く押す必要はなく、軽い圧で十分に効果を発揮します。
4. 自宅でできる!鼠径部リンパマッサージのやり方
ここでは、整体Vitaが推奨する安全で効果的なセルフケア方法を紹介します。リンパマッサージで足の付け根のリンパにしっかりアプローチします。
脚のリンパケアは末端から行うのがセオリーですが、鼠径部が詰まっていると、せっかく誘導したリンパが下へ戻ってしまうため、整体Vitaのリンパマッサージは、鼠径部から始めることをおすすめます。
では順に解説していきます。
ステップ①:股関節の動きをよくする

目的:鼠径部のリンパの通り道を広げる
手順:
・床に膝を立てて足を広げて座る。
・両手を後ろに突いてバランスをとる。
・左足を内側にひねると同時に、右足を外側にひねる。
・今度は反対に右足を内側にひねると同時に、左足を外側にひねる。
・これを車のワイパーのように交互に動かす。
・左右交互で1回、これを20回行う。
ステップ②:足先から太ももへリンパを流す

目的:足先に溜まったリンパを太ももへ流す
手順:
・写真は椅子に座って行っているが、床に座って膝を立てて行っても良い。
・両手でふくらはぎを包み、下から上にやさしく撫で上げる。
・膝裏を軽く押して滞りをほぐす。
・太もも全体を下から付け根に向かって5回ほどさすり上げる。
ステップ③:太ももの裏・内側・外側のリンパを流す

目的:さらに太ももまで誘導したリンパを鼠径部まで誘導
手順:
・左右の手で交互に10回ずつ撫で上げる。
・太ももの裏側→内もも→外ももの順番に行う。
・血管やリンパ管が多いエリアなので、痛気持ちいい程度の強さでOK。
ステップ④:鼠径部をやさしく刺激

目的:鼠径部リンパ節、または周りの筋肉をほぐす
手順:
・足の付け根に指の腹をあて、円を描くように10秒×3回行う。
・しこりや硬さがあって気持ち良い場所は、筋肉のこりの部分。押さえたまま持続する事で緩みやすくなる。
・敏感な場所もあるので、刺激の場所と強さに注意する。
ステップ⑤:股関節を回す

目的:股関節リンパを流しやすくし、代謝を促進する
手順:
・床に仰向けに寝る。
・右足を伸ばしたまま軽く外側に持ち上げる。
・外回し・内回しを5回ずつ行う。
・左足も同じように行う。
最後に:コップ1杯の水を飲んで老廃物の排出を助ける
5. 効果を高めるポイントとNG行為
効果を上げるコツ
・入浴後や就寝前がベストタイミング
・水分補給を忘れずに行う
・工程を飛ばして行ってもOK!1日3分でも“継続すること”が大切
NG行為
・冷えた体にいきなり行う
・強い圧でゴリゴリ押す
・炎症・腫れ・痛みがあるときに実施すること
6. 整体で行うリンパケアとの違い
自宅ケアでは表層のリンパを流すことができますが、深層リンパや骨格の歪みまでは対応できません。整体Vitaでは、股関節・骨盤・筋膜を整えながらリンパを根本から流すケアを行っています。
・骨格調整で“リンパが流れる体づくり”
・専門家によるピンポイントのアプローチ
・深層リンパ・筋膜リリースで即効性アップ
・一度で「足が軽くなった」「温かくなった」と感じる方が多数
むくみや冷えに長年悩む方は、セルフケアと並行してプロの施術を取り入れることで、再発しにくい体質づくりが可能です。
7. 鼠径部リンパを流して“むくまない脚”へ
鼠径部リンパマッサージは、むくみ・冷え・生理痛など女性特有の不調をやわらげる効果があります。毎日のセルフケアに加えて、骨盤や股関節の歪みを整えることで、リンパが自然に流れる“軽やかな体”をつくることができます。
吹田江坂女性専用整体Vitaでは、あなたの体質・姿勢に合わせたリンパ循環改善整体を行っています。
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