「顔がほてるのに、足は冷たい。」そんな経験ありませんか?
冬でもないのに顔だけがぽかぽかと熱を持って赤くなる。なのに、足先は冷たくて靴下が手放せない…。
このような症状、東洋医学的には「冷えのぼせ」と言われます。
実は、こうした状態に悩む方は意外と多いのです。特に女性に多く見られるこの症状。原因不明の不快感に悩まされ、どう対処すればいいかわからないという声もよく聞きます。
そこで今回は、この「顔がほてる・足が冷たい」という症状にフォーカスし、東洋医学的な視点や自律神経や腸との関係、日常生活でできる改善法ついて詳しくご紹介します。
目次
顔がほてる・足が冷たい「冷えのぼせ」ってなに?
東洋医学では、体のバランスが崩れた結果、体の下半身が冷え、上半身に熱がこもる状態を「冷えのぼせ」と呼びます。これは「気・血・水」の巡りが悪くなっているサインでもあります。
特に、ストレスや生活習慣の乱れ、運動不足などが重なると、エネルギー(気)の巡りが悪くなり、体の下から上への自然なエネルギーの流れが滞ってしまうのです。
顔がほてる・足が冷たい人の6つの特徴とは?
ストレスをためみやすい
几帳面で真面目な性格の方が多く、感情を表に出すのが苦手な傾向があります。そのため、交感神経が過剰に働き、自律神経が乱れやすくなります。
長時間のデスクワークや座りっぱなしの生活
足を動かす機会が少なく、血流が滞りやすいライフスタイル。特に在宅ワークが増えた現代では、足元の冷えが悪化しやすくなっています。
冷たい飲み物や甘いものが好き
無意識に冷たいものばかり飲んでいませんか?夏でも氷入りの飲み物を好む人は、内臓が冷えて「内冷え」の状態に。結果的に足先が冷える原因に。
体を動かすのが苦手、運動習慣がない
運動不足は血行不良を招き、末端冷え性に直結します。また、筋肉量が少ないと熱を生み出す力が弱くなり、冷えやすい体になります。
完璧主義、我慢強いタイプ
「人に頼るのが苦手」「常に頑張りすぎてしまう」
こういった性格の方は、副交感神経がうまく働かず、リラックスできない状態が続きます。
姿勢が悪い
猫背や巻き肩など常に姿勢が悪い人、または座ったときに背中が丸くなったり、首が前に出る、顎が上がってしまう人は要注意です。
姿勢悪化により”迷走神経”に悪影響を及ぼして、自律神経のバランスが乱れることがあります。また不良姿勢が腸を直接圧迫し、腸の活動力を抑えてしまいます。
「冷えのぼせ」の根本原因は”腸”だった!
顔がほてって足が冷たくなる根本原因は「腸」の役割が大きく関係しています。
腸は単なる消化吸収を担う器官だけではなく、熱産生の中心部分であり、人間の理想的な体温バランス「頭寒足熱」の状態にするのに腸の役割は欠かせません。
リラックス時に腸は活動し、消化吸収を行う過程で熱を産生して全身の体温バランスを整えます。
しかし、ストレスやその他の原因で腸の機能が低下してしまうと、腸に水が溜まり、熱産生ができなくなってしまいます。その結果、お腹は冷え下半身全体も冷えてしまいます。
血流は上半身に集中し、頭に熱が上がる事で「顔はほてる。でも足が冷たい」ということになってしまうのです。
「冷えのぼせ」の解決方法は、腸を動かしてお腹の熱産生を高める事です。それによってお腹から血液、リンパ液の流れは促進し、末端にも熱が行き渡るようになります。
腸の覚醒がきっかけとなり自律神経の体温調節機能が発動!
現代医学的に見ると、「顔がほてる・足が冷たい」症状には自律神経の乱れが関係していることが指摘されていますが、根本的な問題は「腸」にあります。
例えるなら、自律神経は電線。腸は発電所です。
つまり腸は生命エネルギーの源であり、腸が活動的になると、その影響を自律神経が受けるという関係にあります。
自律神経は体温調節のため血流コントロールを司っており、交感神経と副交感神経を制御していますが、このバランスを変えるきっかけとなるのが腸の働きということになります。
更年期との違いは?
「顔がほてる足が冷たい」といった症状は更年期にも現れることがありますが、年齢に関係なく10代~30代の若い女性や男性にも起こるのが特徴です。
更年期症状:女性ホルモンの減少による体温調整機能の乱れ
冷えのぼせ:腸の機能低下によって熱産生力が低下して起こる体温バランスの乱れ
更年期のホットフラッシュはホルモンバランスの変化によるものですが、「冷えのぼせ」は自律神経の乱れや腸の血流不良が主な原因。
もちろん更年期の方にも起こりますが、年齢だけで判断せず、しっかり体質を見極めることが大切です。
日常生活でできる!「顔ほてり・足冷え」の改善習慣
日常生活でできる顔ほてり・足冷え改善法はこちらです。
・湯船にゆっくりつかる(40度前後のぬるめの湯が◎)
・腹巻きでお腹(腸)を温める
・暑い日でも白湯を飲む習慣をつける
・ストレッチや軽い運動を習慣化し血流を促進
・甘い物・冷たい飲み物を控える
・腹式呼吸や瞑想で自律神経を整える
・常に顎を引いて姿勢を整える
これらの習慣を意識的に取り入れるだけでも、体のバランスは確実に変わっていきます。
早期改善を目指すなら「腸もみとリンパ整体」という選択肢もアリ!
「自分で色々と試してみたけど、いまいち調子が上がらない」という場合は、「顔ほてり・足冷え」の症状が慢性化していて、変化しにくくなっているかもしれません。
そんなあなたには、「腸もみやリンパ整体」といった専門家による施術を受ける事により、根本改善ができるかもしれません。
リンパ・腸もみ整体では、腸の固着やその他の内臓の位置を整えて、内臓の血流を改善することができます。そうして、自律神経、リンパへも効果が波及し、生活習慣だけの改善ではなかなか変化しにくかった人にも期待が持てます。
施術を受けた直後から「お腹と脚が温かい!」「頭がスッキリした」という声も多数。体の声を専門家と一緒に聞くことが、回復の近道になるかもしれません。
また定期的なケアが「冷えのぼせ」の根本改善に繋がります。
冷えのぼせ改善!Vitaの「腸もみ×リンパ整体」4の特徴
腸の固着をほどく
体の中でも一番敏感な腸は、ストレスを感じると硬くなります。まずは硬く凝り固まった腸を直接ほどき、腸が正しく動ける位置に戻してあげます。
腸の位置が整うと、蠕(ぜん)動運動が回復し、腸の熱産生が促進され、お腹が温かくなります。
自律神経の調整
慢性的なストレスの場合、交感神経の活動が長引いて疲弊していることも。腸の活性化とともに、交感神経の緊張を鎮め、副交感神経にスイッチを切り替えます。
自律神経を刺激することで、さらに腸の覚醒が全身に波及するのを助け、精神的にも安定し、体全体が緩み始めます。
リンパの循環促進
腸の機能低下によって、お腹を中心に水分(リンパ液)の滞りが起きています。特に慢性化した状態では、免疫や代謝の低下を起こしている可能性があります。
鼠径部、お腹、肋骨部分や脇の下など、リンパの溜まりやすい場所にアプローチし、余分な水分の排出を促します。
東洋医学の経絡、経穴(ツボ)を刺激
整体Vitaヴィータでは、必要に応じて経絡(気血の流れ)、経穴(ツボ)を使用します。各臓器の働きはこの気血の流れによって連携し合っており、滞る事により内臓の連携ができずに体に不調が起きると言われています。
当院では経穴の中の募穴、原穴を使用して、臓器の活性化を図ります。
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