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腸活

腸下垂による下腹ぽっこりの原因と改善法を徹底解説

こんにちは。吹田江坂女性専用整体Vitaです。

「食事制限や運動をしても、なぜか下腹だけがぽっこり出ている…」
「下腹が固く張って、体が重だるい…」

そんなお悩みを抱えていませんか?実はそれ、腸の位置が下がる「腸落下(腸下垂・下がり腸)」 が原因かもしれません。

腸落下は下腹がぽっこりするだけでなく、便秘や腸のむくみ、慢性腰痛、自律神経の乱れと強く関係しているのです。そのため、放置することは禁物です。

この記事では、腸落下の症状や原因、セルフチェック方法、そして改善のための具体的な生活習慣までわかりやすく解説します。

 

腸落下(腸下垂・下がり腸)とは?

腸下垂

腸落下とは、大腸(特に横行結腸やS状結腸)が通常よりも下に垂れ下がり、骨盤内に落ち込む状態を指します。

・「腸下垂」:医学的に使われる表現
・「腸落下」「下がり腸」:一般的に使われる言い回し

つまりどれも同じ現象を指しています。

腸が下がることで下腹がぽっこり出て見えたり、便がスムーズに流れにくくなるなどの不調が起こりやすくなります。

 

腸落下(腸下垂)と関係する7つの症状

腸落下は見た目だけでなく、体のさまざまな不調につながります。

・下腹がぽっこりする
脂肪ではなく、下がった腸による膨らみが原因で起きます。食事制限のダイエットでは改善しないという特徴があります。

・下腹が固い、または張る
腸が下腹部で圧迫され、便やガスが溜まることで、下腹が固くゴロゴロした感触になります。

・むくみ腸
「むくみ腸」という言葉を聞いたことがありますか?これは腸に水分が溜まる現象を言います。一般の便秘は大便による便秘ですが、小便の便秘というものもあります。つまり余分な水分が排出されず、腸で溜めこんでしまい、腸の動きが止まってしまいます。

・腰痛
水分が含ん重くなった腸が下に下がると、骨盤内圧が上がり、腰に負担がかかり続けます。この腰痛は時にぎっくり腰を起こしたり、慢性化する傾向にあります。

・痔
下腹部に下がった腸は肛門にのしかかって鬱血を起こし、痔になりやすくなります。

・子宮脱・骨盤底筋の弱化
腸が重しの役割になって子宮を圧迫すると、骨盤底筋の力が押し負けてしまい、子宮脱の原因となります。またその影響で骨盤下部が押し広げられ、骨盤が広がることでますます骨盤底筋の力が弱まり、正しい臓器の位置を保てなくなります。

・消化不良・食中毒になりやすい
水分を含んだ胃腸は消化液が薄まってしまい、消化能力が弱まってしまいます。食べた物の消化がうまく出来なくなったり、殺菌能力が低下したりして、消化不良、食中毒を起こしやすくなります。

 

腸落下を起こす原因

腸が下がるのにはいくつかの要因があります。

筋力低下:腹筋や骨盤底筋の衰え
出産や加齢:骨盤自体の広がり
姿勢の悪さ:猫背や長時間の座位で腸が下方へ押し込まれる
水分代謝の異常:余分な水分の排出ができなくなると、腸に水を溜めこむようになる

特に女性は出産や自律神経の乱れの影響もあり、腸下垂が起こりやすいとされています。

 

腸落下を疑うセルフチェック方法(7項目)

自分が腸落下かどうか、簡単にチェックできます。

1. 仰向けに寝ると下腹のぽっこりが消える
→ 横になると腸が重力から解放され、元の位置に戻りやすいため。

2. 下腹を押すと固さや張りを感じる
→ 便やガスが停滞して腸が固くなっている可能性。

3. 便秘やおならの悩みが慢性的にある
→ 腸の動きや通過が悪いサイン。

4. 食後に下腹が特に出やすい
→ 食べ物の重みで腸がさらに下がるため、ぽっこり感が強まる。

5. お腹全体は痩せているのに下腹だけぽっこり出ている
→ 体脂肪ではなく腸の位置の問題である可能性。

6. 排便後も下腹の張りや膨らみが残る
→ 便を出しても腸そのものが下がっているため解消しにくい。

7. 下腹部に冷えや血行不良を感じやすい
→ 下がった腸が骨盤内の血流やリンパの流れを妨げているサイン。

3項目以上当てはまる場合は、腸下垂(腸落下・下がり腸)の可能性が高いと考えられます。

 

腸落下の改善に効果的な方法

腸下垂(腸落下・下がり腸)は、生活習慣を整えることで少しずつ改善が期待できます。ポイントは

「腸から余分な水分を排出して腸を重くしないこと」そして、「骨盤底筋を鍛えて下から支えること」です。

以下の4つの方法を取り入れることで、腸の位置が安定しやすくなります。

 

1. セルフ腸もみマッサージ

セルフマッサージ

腸の周囲をやさしくマッサージすることで、血流やリンパの流れを促進し、腸に溜まった水分やガスを排出しやすくします。

・仰向けになり、両手でおへそを囲むように円を描きながら時計回りにさする
・特に下腹部を中心に、痛みが出ない程度の優しい力で行う
・1日5分程度を目安に続けると効果的

腸もみは「腸のむくみ」を解消し、腸を軽くして腸落下の悪循環を防ぎます。

セルフ腸もみマッサージのもっと詳しい方法については、こちらからチェックできます。

 

2. 骨盤底筋トレーニング(ドローイン)

ドローインする女性

骨盤底筋は、腸や子宮・膀胱など骨盤内の臓器を下から支える重要な筋肉です。ここを鍛えると腸下垂の改善につながります。

  1. 仰向けに寝て両膝を立てる
  2. 下腹部に両手を当てる
  3. 息を思い切り吸って、ゆっくり息を吐きながら(10秒ぐらいかけて)お腹をへこませ、骨盤の下側をキュッと締める
  4. そのまま5〜10秒キープしてゆっくり戻す
  5. この運動を1日5回〜10回繰り返して行う

ドローインはインナーマッスル強化にも効果的で、下腹ぽっこり解消に直結します。

 

3. 食物繊維を意識的に摂る(野菜・海藻・きのこ)

サラダ

腸下垂の改善には、腸内環境を整えてスムーズな排便を促すことも大切です。食物繊維は便を適度に柔らかくし、腸に不要な負担をかけません。

・水溶性食物繊維(海藻・きのこ・オクラなど)で腸内を潤す
・不溶性食物繊維(野菜・豆類)で腸を刺激して動きをサポート
・発酵食品(納豆・ヨーグルト・味噌)と組み合わせるとさらに効果的

腸が詰まらないことで「腸の重さ」が軽減され、腸下垂の悪化を防ぎます。

 

4. 姿勢を正して深い呼吸(腹式呼吸)を意識する

正しい姿勢で座る女性

猫背や前かがみ姿勢は腸を圧迫し、腸下垂を悪化させます。普段から姿勢を整え、腹式呼吸で横隔膜と腹筋をしっかり動かしましょう。

・背筋を伸ばして立つか座る
・鼻から大きく息を吸い、お腹をふくらませる
・口からゆっくり吐き出し、お腹をへこませる

1日数分から始めてみましょう。リラックス効果も高く姿勢も安定します。 正しい姿勢と呼吸は「自然な腹圧」をつくり、腸を支える力を高めます。

 

まとめ

ここまでの内容をまとめると、

・下腹ぽっこりや下腹の固さは、脂肪ではなく 腸落下(腸下垂・下がり腸) が原因のことがある。

・腸下垂は、「むくみ腸、腰痛、痔、子宮脱・骨盤底筋の弱化、消化不良・食中毒」まで大小様々な不調を起こすきっかけとなる。

・セルフチェックで自分のお腹の状態に気付くことができ、日常から運動・食事・姿勢改善することで予防・改善が可能である。

「最近下腹が気になる」「便秘が続いている」という方は、ぜひ腸の位置を意識したケアを取り入れてみましょう。

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