「脇の下を押すと痛い」
「なんとなく腫れている気がする」
「片側だけ重だるい」
そんな違和感を感じたことはありませんか?
脇の下には、体の老廃物や余分な水分を回収して流す“リンパ節”が集まっています。姿勢の乱れや筋肉のこり、冷えやストレスなどが重なるとリンパの流れが滞り、脇の下に「詰まり」や「痛み」「しこりのような硬さ」を感じることがあります。
そんな脇の下のリンパについて、
・リンパの位置と役割
・詰まりの主な原因
・リンパマッサージで得られる効果
・セルフリンパマッサージ具体的な方法
をわかりやすく解説します。
目次
1. 脇の下のリンパはどこにある?その位置と役割
脇の下には「腋窩(えきか)リンパ節」と呼ばれる重要なリンパの集まりがあります。ここは、手や腕、胸のリンパが最終的に集まる“リンパの中継地点”です。
簡単に言えば、脇の下のリンパは腕から肩にかけての「老廃物の排出口」であり、「免疫の監視塔」のような役割を持っています。
リンパ節は体のあちこちにありますが、脇の下には特に多くのリンパ節が集中しています。腋窩リンパ節は、肩甲骨の前、上部肋骨の横に位置していて、筋肉でいうと脇の前の筋肉(大胸筋、小胸筋)と、脇の後ろの筋肉(広背筋、肩甲下筋)に囲まれた空間にあります。
脇の下リンパがスムーズに流れていると、特に腕の余分な水分や老廃物がきちんと排出され、免疫機能も活発に働きます。しかし、ここが詰まると腕や肩が重だるく感じたり、手先が冷えたりといった不調が起こることもあります。
つまり、脇の下のリンパは、流れが滞ると、慢性肩こりや肩甲骨の動きに影響が出る、非常に重要なポイントなのです。
2. 脇の下リンパが詰まる原因とは?
脇の下リンパが詰まる原因はいくつかありますが、日常の姿勢や生活習慣が大きく関係しています。
① 悪姿勢による肩甲骨の位置異常
デスクワークやスマホ操作などで前かがみの姿勢が続くと、肩が内側に入り、胸の筋肉(大胸筋・小胸筋)が硬くなります。するとリンパ管や血管が圧迫され、脇の下のリンパが流れにくくなってしまいます。
猫背姿勢は見た目だけでなく、リンパの滞りを招く要因のひとつです。
② 冷え・血流低下による循環の滞り
冷たい飲み物の摂りすぎや冷房の効いた環境で長時間過ごすと、体が冷えて血流が低下します。リンパの流れは筋肉のポンプ作用に依存しているため、冷えて筋肉がこわばると流れが悪くなります。特に女性は冷え性によるリンパ詰まりが起こりやすい傾向があります。
③ 筋肉のこりによるリンパの圧迫
脇の下には、大胸筋・小胸筋・肩甲下筋・大円筋といった多くの筋肉が重なり合っています。これらの筋肉がこると、脇の下にあるリンパ節やリンパ管を物理的に圧迫してしまいます。結果、リンパ液が流れにくくなり、老廃物や余分な水分が滞ることで「脇が張る」「押すと痛い」といった症状が現れます。
このように、悪姿勢・冷え・筋肉のこりの3つが重なると、脇のリンパは簡単に詰まってしまいます。逆に言えば、姿勢を正し、体を温め、筋肉をほぐすことがリンパの流れを整える第一歩になります。
3. 脇の下リンパの詰まり度合いチェックリスト
以下の項目に複数当てはまる場合、脇の下リンパが詰まっている可能性があります。日常的なセルフチェックの参考にしてみてください。
- 脇の下を押すとズーンと痛みを感じる
- 脇の下や脇の後ろにしこりのような違和感がある
- 腕や手先がむくみやすい
- 肩や首のこりが取れにくい
- 二の腕がたるみやすくなった
- 背中(特に肩甲骨まわり)が硬く感じる
- 冷え性で手先がいつも冷たい
- なんとなく疲れやすく、だるさを感じる
- 脇の下を動かすと「ゴリゴリ」と音や違和感がする
2〜3項目でも当てはまれば、リンパの流れがやや滞っているサインです。セルフマッサージでのケアを取り入れてみましょう。
4. リンパマッサージで得られる効果
脇のリンパマッサージを正しく行うと、見た目や体調にさまざまな嬉しい変化が現れます。
- 肩こりや首こりの改善
- 血流・リンパの流れが促進され、腕が軽くなる
- 二の腕のたるみが引き締まりやすくなる
- 肩甲骨の可動域が広がり、姿勢が整う
- 手先の冷えやむくみが軽減
- 顔やデコルテのむくみ解消にも効果的
- 代謝が上がり、疲労回復しやすくなる
- 老廃物の排出が進み、美肌効果も期待できる
脇の下をやさしくほぐすだけで、腕や肩が軽くなり、自然と体が軽く感じられるでしょう。
5. 流れを整える「脇リンパマッサージ」方法と手順
脇の下リンパを流すには、強く押すのではなく「やさしくゆっくり」が基本です。1日5分ほどでできるセルフケアを紹介します。
① 鎖骨の上と下を満遍なくほぐす
鎖骨のまわりはリンパの最終合流地点で、脇の下のリンパを効率よく流す上で重要な場所です。まずは両手の指先で鎖骨の上下を軽く押しながら、外側へ向かってさすります。ここを先にゆるめることで、脇のリンパが流れやすくなります。
② 脇の下を手のひらで円を描くようにほぐす
反対の手を使い、脇の下のくぼみに手のひらを当て、ゆっくり円を描くように動かします。痛みがある場合は無理せず、やさしく温める程度でOKです。
③ 肋骨と肩甲骨の間に手を入れ、腕で圧迫する
脇の下に刺激が入ったところで、今度は脇の後ろ側(肩甲骨の外縁)に指を滑り込ませ、腕を体に沿って軽く押し付けます。これにより、脇の後ろを通るリンパや筋膜をやさしく刺激できます。(圧迫したまま30秒保持)
④ 脇の下に手を置いて軽く圧迫し、同時に腕を横から上げてストレッチ
手のひらで脇の下を包み込み、軽く押さえながら腕を横からゆっくり持ち上げます。脇をストレッチするように動かすと、筋肉の伸縮によってリンパが自然に流れます。
⑤ 腕全体にリンパを流す
最後に、手首 → 前腕の内側 → 上腕の内側へと、下から上に向かってさすり上げます。脇の下にリンパが集まるように意識すると効果的です。
注意点
・強く押すとリンパ管や皮膚を傷めることがあります。必ずやさしく行いましょう。
・痛みや腫れがあるときはマッサージを中止し、様子を見てください。
6. こんな時は自己判断せず医療機関へ!
セルフケアで改善しない場合や、以下のような症状があるときは医療機関を受診しましょう。
●しこりがどんどん大きくなっている
●脇の下が赤く腫れ、熱感や発熱を伴う
●痛みが強く、長期間続いている
●片側の脇だけが異常に腫れている
●脇の下や胸部に強い圧痛がある
●腕のしびれや感覚異常を感じる
●全身のだるさ・倦怠感が強い
●リンパ節が硬く、動かすと痛い
●発疹や皮膚の変色を伴っている
●自己マッサージで悪化する
これらの症状は、感染症や炎症、または乳腺やリンパ系の疾患が関係していることもあります。無理にマッサージせず、早めに専門医に相談しましょう。
7. 難しいと感じた時は、整体Vitaの「リンパマッサージ」がおすすめ
脇の下のリンパは、上半身のリンパや血流を支える「要(かなめ)」です。姿勢の悪さや冷え、筋肉のこりによって詰まりやすい部分ですが、毎日のちょっとしたセルフケアで流れを整えることができます。
ただ、人によっては、肩甲骨が硬くて思うように脇に手を回せなかったり、難しいと感じることも。そんな時は「整体Vitaのリンパマッサージ」をお試しください。
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