こんにちは。
吹田江坂女性専用整体Vitaです。
腸もみをしていると「へそ周りがかたい」「押すと痛い場所がある」と感じる方がいらっしゃいます。でも、決して焦ることはありません。
こうした腸の固さや痛みは、体が不調を教えてくれるサインでもあります。決して異常ではなく、腸の状態を知る良いきっかけであり、大切な手がかりにもなります。
この記事では「へそ周りがかたい・痛い部分の正体」と「自宅でできるやさしい腸もみ方法」をわかりやすくご紹介します。
目次
1. 腸もみとは?基本的な効果と目的
腸もみは、お腹をやさしく刺激して腸の動きを活発にする方法で専門の整体やセルフケア行うことができます。そんな腸もみの基本的な効果とその目的について大きく3つに分けて解説します。
腸の動きの改善:腸を緩めることで、腸の蠕(ぜん)動運動を促進し、便秘解消や宿便の排出を促すという効果が期待できます。
冷え・血流・リンパ流の改善:お腹周りが動くことで血流やリンパの巡りがよくなり、冷えの改善にもつながります。
自律神経への作用:腹部を刺激することで交感神経の緊張が解け、副交感神経が優位になり、腸の運動がさらに活発になります。
2. 腸もみで感じる「へそ周りがかたい」の正体とは?
へそ周りの奥がかたい場合
大腸自体の固さ・機能低下
腸もみをしてお腹の横や上、へその下あたりなどで奥の方にかたさを感じるとき、多くの場合は大腸自体の固さです。動きも悪くなっていて、そこにガスや便が溜まりやすくなります。腸内に溜まったガスはお腹の張りだけでなく全身の体調不良の原因にもなるため、早めにケアすることが大切です。
小腸自体の固さ・機能低下
へそ周りで奥の方に固さを感じる場合は、小腸自体の固さで、血流やリンパの流れが滞っていることが多いです。長時間のデスクワークや冷えによってお腹の血流が悪くなると、腸自体が固くなり、その周りにむくみが起こり、表面はボヨっとした感覚ですが、奥の方で「かたさ」を感じやすくなります。
へそ周りの表面がかたい場合
腸全体の弱り
へそ周りの表面がかたい場合、それは腹直筋の緊張によるものです。実は小腸と腹筋は神経で繋がっていて、小腸に問題が起きると腹筋がかたくなる「反射」という現象が起こります。これは細菌感染や極度のストレスで小腸に負担がかかっていたり、弱ったりしているサインです。
3. 腸もみで「固いところ」と直結する体の不調
便秘や冷え
腸もみで「固いところ」があるとき、便秘や冷えがすでに起きていることがあります。腸が固いという事は食べ物や便の流れが悪いことを示しており、腸内に滞留しやすくなります。また腸の動きが悪いことでお腹が冷えやすく、血流が悪くなりさらに腸の広い範囲で固くなることがあります。
ストレスと自律神経の乱れ
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、ストレスの影響を受けやすい臓器です。精神的な負担がかかると自律神経が乱れ、腸の動きが低下します。その結果腸の一部、特におへそ周りがかたくなり、腸もみをしたときに違和感や痛みとして現れることがあります。
4. 腸もみで「痛い場所」から分かる腸の状態
右下腹部から右上腹部の痛み
右下腹部から上腹部は、盲腸、上行結腸があり大腸の始まりの部分です。このあたりは、便が粥状でまだ柔らかく、水分を再吸収する場所です。腸もみで押したときに「痛い」または「固い」と感じる場合、上行結腸の機能が低下している可能性があります。
左上腹部から左下腹部の痛み
左上腹部から下腹部にかけては下行結腸とS状結腸があり、その内部では水分が吸収され、本来の便の形となっています。便秘が起こりやすいのはまさにこの場所で、その際にこの場所で固さや痛みを感じやすくなります。腸もみの際に痛むときは、便の停滞や腸の動きの低下が考えられます。
へそ周りの痛み
おへそ周りを押したときに痛い場合は、小腸の働きの低下や自律神経の緊張が影響していることがあります。食生活の乱れやストレスによって小腸の吸収機能が弱まり、張りや痛みを感じやすくなるのです。交感神経の緊張状態が続くことで、へそ周りが過敏になり、少しの力で押さえても痛く感じることがあります。
5. 自宅でできる!安全な腸もみセルフケア方法
へそ周りをやさしくほぐす基本の手順
1. 仰向けに寝て膝を立て、リラックスした状態になる。
2. 手のひらでへそを中心に時計回りにやさしく円を描く。
3. 深い呼吸をしながら、1回につき3~5分程度行う。
「固い」「痛い」部分を緩める工夫
腸もみ中に「固い」「痛い」と感じる部分があったら、強く押さずにやさしくなでたり、ゆっくりと圧迫するように刺激しましょう。温かい手でお腹を包み込むように触れるだけでも、血流や腸の動きが改善していきます。
無理せず続けるためのコツ
腸もみは短時間でも毎日続けることが大切です。入浴後や寝る前など、リラックスできる時間に取り入れると無理なく習慣化できます。痛みが強いときは無理をせず、やさしい刺激を心がけましょう。
さらに詳しい「腸もみマッサージ」の方法を下のリンクからチェックできます。
6. まとめ:腸もみで「かたい」「痛い」を味方にする
腸もみをしていると、へそ周りが「かたい」と感じたり、「押すと痛い場所」が見つかることがあります。これらは体からの大切なサインであり、便秘や冷え、ストレス、自律神経の乱れなど、日常生活の不調が表れている可能性があります。
大切なのは、無理に強く押したり我慢したりせず、やさしくケアを続けること。毎日少しずつ腸をほぐすことで、腸内環境が整い、便通の改善や心身のリラックスにもつながります。
腸もみは、シンプルでありながら健康のバロメーターを計れる機会でもあります。また体と心の調子を整える力を持つ有効なセルフケア法です。ぜひ日常生活に取り入れて、「かたい」「痛い」部分を健康のバロメーターとして上手に活用してみてください。
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