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リンパ

リンパマッサージで流す老廃物。どこから出てどこに行く?

こんにちは。吹田江坂女性専用整体Vitaです。

「リンパマッサージで老廃物を流す」「デトックスできる」といった言葉を耳にしたことはありませんか?しかし実際のところ、老廃物はどこから出て、どこへ流れていくのかを正しく理解している人は少ないのが現状です。

リンパマッサージは“なんとなく気持ちいい”だけではなく、体内の循環や代謝と深く関わる重要なケア方法です。それによって長期的に見て体の調子を維持する効果的な「健康維持法」といえます。

この記事では、整体Vitaの視点から、老廃物が体のどこから発生して、どのように流れ、最終的にはどこに行き、リンパマッサージがどのように排出を助けるのかを詳しく解説します。

1. 老廃物とは?体の中で何が「不要物」になるのか?

「老廃物=毒素」と思われがちですが、実際は体が毎日働く中で細胞から自然に生まれる“代謝の副産物”です。

人の体では、細胞が常に新しく生まれ変わっています。古くなった細胞や代謝の際に生じる不要な物質、エネルギーを使ったあとの残りカスのようなものが「老廃物」です。

つまり老廃物を例えるなら、家から毎日出る燃えるゴミや燃えないゴミ、古くなった家の解体作業で出た木屑などになります。

代表的な老廃物には次のようなものがあります。

・二酸化炭素(呼吸で排出)
・尿素・アンモニア(尿で排出)
・乳酸(筋肉疲労時に発生)
・細胞の死骸やたんぱく質のかす

老廃物がスムーズに排出されているうちは問題ありません。しかし、ストレスや運動不足、冷えなどで代謝や循環が滞ると、老廃物が体内に滞留しやすくなります。

結果として、むくみ、肌荒れ、だるさ、肩こりなどの「体の重だるさ」を感じやすくなるのです。

 

2. 老廃物の排出ルート。どこを通ってどこから出ていくの?

全身のリンパ

老廃物の出口といえば、「汗・尿・便」を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし実際は、老廃物はまず細胞から間質液(細胞のすき間にある液体)へ流れ出ます。その後「血液」や「リンパ液」として血管、リンパ管を通って運ばれます。

■血液とリンパ液の違い

血液:酸素や栄養を運び、二酸化炭素や老廃物を回収。
リンパ液:血液が回収しきれなかった老廃物や余分な水分を引き取る“掃除役”。

たとえるなら、血液は「宅配便」、リンパ液は「ごみ収集車」のような存在です。

老廃物の最終的な流れはこうなります。

細胞 → 間質液 → リンパ管 → リンパ節 → 鎖骨下静脈で血液と合流 → 血液 → 肝臓で無毒化・腎臓でろ過 → 尿や便として排出

リンパの流れが滞ると、体の“ごみ処理”がスムーズにいかず、疲労やむくみが残りやすくなるのです。

 

3. つまり、老廃物の一連の流れはこうです。

老廃物の旅路を順番にたどると、こうなります。

① 生まれる場所
→ 筋肉や内臓、皮膚など、全身の細胞の代謝活動で発生します。
(使われなくなった細胞、乳酸、二酸化炭素、タンパク質の残りなど)

② 集められる場所
→ 細胞のすき間(間質液)にいったん溜まり、
そこからリンパ管が“ごみ回収車”のように吸い上げます。

③ 通るルート
→ 細いリンパ管を通りながら、【リンパ節】でフィルターをかけて不要物をろ過します。
主要なリンパ節:首・脇の下・鎖骨・お腹・鼠径部・膝裏など。

④ 合流地点
→ 最終的に【鎖骨下静脈】で血液と合流し、肝臓や腎臓で処理されます。

⑤ 排出される出口
→ 処理された老廃物は、「尿・便・呼気(息)・汗」として体外に排出されます。

 

4. リンパの流れが滞る原因

リンパの流れが滞りやすい原因は大きく2つあります。それは、

①リンパ管には心臓のような「ポンプ機能」がないこと。
②血液が1周を約30秒で循環するのに対して、リンパ液は1日かけてゆっくりと循環すること。

そのため、リンパの流れは筋肉の動き・呼吸・姿勢の問題に大きく影響を受けます。

滞りやすくなる主な生活習慣上の原因は以下の通りです。

運動不足:筋肉が動かないとリンパ液が流れない。
冷え:血管やリンパ管が収縮し、流れが悪化。
姿勢の悪さ:猫背や巻き肩は鎖骨下リンパ節を圧迫。
ストレス・睡眠不足:自律神経の乱れにより循環低下。
締めつけ服や長時間同じ姿勢:鼠径部や脇などのリンパ節を圧迫。

特に詰まりやすいのが「鎖骨」「脇の下」「鼠径部」「膝裏」の4大リンパ節。ここが固くなると全身のリンパ循環が悪くなり、むくみや倦怠感、冷え、免疫力の低下などを引き起こします。

 

5. リンパマッサージが老廃物排出を助ける仕組み

リンパマッサージは、滞ったリンパ液をスムーズに流すためのサポートになります。前述のようにリンパ管にはポンプがないため、外部からの圧や筋肉の収縮で流れを促してあげないとうまく流れてくれません。

リンパの流れに沿って手で軽く刺激する事によって、リンパ管の入口が開き、間質液が中へ入りやすくなります。このように手による外部刺激によってリンパの流れを誘導することができます。

マッサージでの基本原理
・優しくなでるように流す(強すぎると逆効果)
・基本的には体の中心に向かって流す(末端→心臓方向)
・出口=鎖骨周りを先に開放する(排出ルートの確保)

基本のセルフケアステップ
1. 鎖骨周りを軽くほぐす(ここがリンパの最終出口)。
2. 脇の下をやさしく圧迫しながら流す。
3. お腹・鼠径部をさするように流す。
4. 足や腕は末端から付け根へ向かってなでる。
5. 仕上げに深呼吸で胸郭を広げ、全身の循環を整える。

たった数分でも「体が軽くなった」「顔のむくみが減った」と実感する方も多く、定期的に続けることで代謝アップや疲労回復にもつながります。

リンパマッサージの詳しいやり方について、部位別に紹介したブログがあります。実際に行ってみたい場合は、こちらの記事もチェックしてみてください。

 

6. 整体的アプローチでリンパの流れを高める

リンパの詰まりは、セルフマッサージだけでは解消しきれない場合もあります。それは、骨格や筋肉のバランスの崩れがリンパ管を圧迫していることがあるからです。

整体Vitaでは、リンパ節周辺の筋膜や関節の可動性を整えることで、自然な循環が戻るようアプローチしています。

例えば、
・鎖骨・肋骨の動きを改善し、胸郭内の流れを解放
・骨盤の歪みを整えて下半身のリンパ還流を促進
・横隔膜や肋間筋の柔軟性を回復させ、呼吸の深さを取り戻す

こうした整体的アプローチにより、セルフケアでは届かない「深層リンパ」までアプローチが可能になります。

 

7. 体の中で毎日自然に生まれる老廃物を効率よく流そう。

リンパの流れが滞り、それが長い時間を経て“溜まりやすい体”へと変わってしまいます。

普段から老廃物(体のゴミ)を溜めないためには、日常の習慣を意識することに合わせて、リンパマッサージや整体ケアは必要なケアと言えます。

流れる体とは、「疲れにくく、美しく、軽い体」です。

整体Vitaでは、表面的なマッサージでは届かない深層リンパの流れを整えることで、本来の巡りと代謝を取り戻すお手伝いをしています。本格的なリンパケアをぜひお試しください。

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